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オシロスコープ DS203 初心者ガイド(Arduino/ラズパイ向け)

AIを利用したモノづくり
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作成日: 2026-09-18
対象機種: Miniware / MiniDSO DS203(DSO203 / DSO Quad)


  1. 今更ながら
  2. この機種でできること
  3. 安全
  4. 端子とボタン
    1. 端子(個体差あり)
    2. 主なボタン
  5. 画面の読み方(重要)
  6. AC と DC の切替
    1. 注意
    2. 正しい手順(CH_A)
  7. 縦軸に数値が並ばない件
  8. 測定値 Vbt / Vpp / Vdc の意味
    1. Vbt(Battery Voltage)
    2. Vdc(DC Voltage / 平均に近い直流成分)
    3. Vpp(Peak to Peak)
    4. 使い分け(超短縮)
    5. 3.3V電源を測ったときの目安
  9. 最初の練習(WAVE OUT)
    1. 重要:本体に「GND」端子はない
    2. WAVE OUT 練習手順
    3. Arduino / MB102 を測るとき
  10. 直流 3.3V の測り方
  11. Arduino でのよくある確認
    1. 電源(5V / 3.3V)
    2. デジタルピン(blink など)
    3. PWM(analogWrite)
    4. 不良切り分けの順番
  12. ラズパイでの注意
  13. よくあるつまずき
  14. 画面ハードコピー(スクリーンショット)
    1. 保存手順(覚えるのはこの4手)
    2. 役割の分担(ここがポイント)
    3. PCへ取り出す
    4. うまくいかないとき
  15. 設定を電源オフ後も保持する
    1. 方法A(この機種でまず試す:推奨)
    2. 方法B(● 長押し)
    3. 覚え方
  16. 操作チートシート
  17. 参考リンク
  18. 改良:HW版の見分け方・校正・ファーム更新
    1. HW版の見分け方(必須)
    2. キャリブレーション(実機向け詳細)
      1. ややこしい点(先に読む)
      2. 短絡(0点用)の作り方
      3. 工程① 0点(ZERO)
      4. 工程② 各レンジの電圧合わせ(ゲイン)
      5. 工程③ 保存(最後に1回)
      6. 校正後の確認
    3. ファーム更新(DFU)の安全手順
      1. 準備
      2. DFUモードの入り方
      3. コピーの注意(壊しやすいポイント)
      4. 改造ファームについて
    4. おすすめの実作業順
    5. やらなくてよいこと(初心者)
  19. 実機メモ(このチャットでの確認内容)
    1. 起動画面(2026-10-01 確認)

今更ながら

なぜこんな古い機種を記事にするかというと7-8年前勢いでアマゾンで購入したは良いが、中文の取説が読めず、当時のネットでもさっぱりネットでも利用法が分からなかった。聞いて教えてくれる人もいない。一度も使わずにゴミとして捨てるのも成仏できないと思い、今ならAIを利用して使用出来るのではと感じ、調べて初心者向けガイドを生成してもらいました。

この機種でできること

電圧の時間変化(波形)を画面で見るポケット型オシロです。
テスターが「今の電圧」なら、オシロは「波形」です。

項目目安
アナログCHCH_A / CH_B(波形観察)
デジタルCHCH_C / CH_D(Hi/Lo向き、0〜5V想定)
帯域約 8 MHz
最大サンプリング約 72 MS/s
内蔵信号源WAVE OUT(練習・確認用)
プローブ多くの個体で 1X / 10X 切替付き

Arduino/ラズパイの電源確認、GPIOの High/Low、PWM の確認には十分です。
高速無線や数百MHz信号は対象外です。


安全

  1. プローブの黒いクリップ(GND)は、測っている回路の GND へ。+側に付けない。

    ※本体に「GND」端子は無い。回路側のGND、またはWAVE OUT練習時はコネクタ金属外側。
  2. 商用AC(コンセント)は絶対に測らない。
  3. プローブ付け替え時は、できれば回路の電源を切る。
  4. アナログ過電圧・デジタルCHの定格(おおよそ0〜5V)に注意。

端子とボタン

端子(個体差あり)

  • 左側面: WAVE OUT / CH_B / CH_A
  • 右側面: CH_C / CH_D / USB / 電源

主なボタン

操作役割の目安
▶‖RUN(動く)/HOLD(止める)
■トリガ関連/長押しで校正など
●測定値の表示切替/長押しで設定保存
▲上段メニューと右側測定メニューの切替など
右トグル大項目の移動(CH_A枠 → CH_B枠 → …)
左トグル選んだ項目の値変更(AC⇔DC、V/div など)

色の目安: A=水色/青、B=黄、C=紫、D=緑


画面の読み方(重要)

「CH1」「CH2」という文字は出ません。

DS203画面の見方

一般的な呼び方画面上の表示
CH1水色の枠(例: DC 10V)=チャンネルA
CH2黄色の枠(例: DC 5V)=チャンネルB
CH3CH(C)
CH4CH(D)

例(実機でよくある上段表示):

  • RUN … 測定中
  • DC 10V(水色)… CH_A
  • DC 5V(黄)… CH_B
  • CH(C) / CH(D) … デジタル
  • AUTO / 100uS … トリガと時間軸
  • Squ 10KHz DUT 50% … WAVE OUT 設定
  • Vbt … 本体バッテリー電圧

右側の THR / V1 / V2 / T1 / T2 / Y / X / T0 / 4K / EXT はカーソル・測定メニューです。
AC⇔DCの切替には使いません。


AC と DC の切替

注意

  • ▲(三角)は AC⇔DC 切替ボタンではない
  • ▲を押すと、右側の T1/T2 などが点滅して測定メニューに移ることがある
  • その場合は ▲をもう一度押すか、右トグルで上段のチャンネル枠に戻る

正しい手順(CH_A)

  1. 右トグルで水色の枠(例: AC 10V)を選ぶ
  2. 左トグルだけを動かし、点滅/選択を 「AC」 の文字に合わせる

    (「10V」側を選んでいると電圧だけが変わる)
  3. そのまま 左トグルで AC → DC
  4. 次に「10V」側を選び、左トグルで 1V などに下げる

3.3V直流を測るときは DC 必須。
ACのままだと直流がほぼ見えません。


縦軸に数値が並ばない件

マス目ごとに「1V・2V・3V」と印字されるタイプではありません。

  • 設定が DC 1V なら 1マス=1V
  • 基準線(チャンネルのゼロ位置)から何マスかを数える
  • 数値が欲しければ ● を押して Vdc / Vpp / Max / Min を表示
  • 2点間の差は V1 / V2 カーソルで ΔV

例: 1V/div で基準から上に約3.3マス → 約3.3V


測定値 Vbt / Vpp / Vdc の意味

●ボタンで出る数値の代表例です。

Vbt(Battery Voltage)

  • 本体バッテリーの電圧
  • 測っている回路の電圧ではない
  • 例: Vbt +3.90V → オシロ本体の電池残量の目安
  • 充電の要否を見る指標(だいたい 3.7V 前後が満充電付近の目安になることが多い)

Vdc(DC Voltage / 平均に近い直流成分)

  • 波形の 直流としての電圧(平均に近い値)
  • 電源ピン(3.3V / 5V)の確認でいちばん使う
  • 例: 3.3V電源を測って Vdc ≒ 3.30 なら正常寄り
  • DC結合で測ること(AC結合だとほぼ 0 に近くなる)

Vpp(Peak to Peak)

  • 波形の山から谷までの振れ幅(最大 − 最小)
  • 例: 0V⇔3.3V の矩形波なら Vpp ≒ 3.3V
  • きれいな直流電源だけなら Vpp は ほぼ 0(小さいほど安定)
  • 電源がブチブチ揺れる/ノイズが多いと Vpp が大きくなる

使い分け(超短縮)

表示何を見ているかいつ見るか
Vbtオシロ本体の電池充電切れ心配のとき
Vdcその信号の直流電圧3.3V/5V電源チェック
Vpp振れの大きさ電源の安定/パルスの振幅

3.3V電源を測ったときの目安

表示正常寄りおかしい例
Vdc約 3.3V大きく低い/0V付近
Vppとても小さい大きい(不安定・リップル大)
Vbt本体電池(無関係)―

関連表示(参考):

  • Max / Min … いちばん高い/低い電圧
  • RMS … 実効値に近い値
  • FRQ / CIR / DUT … 周波数・周期・デューティ(パルス向き)

最初の練習(WAVE OUT)

回路に触る前に、内蔵信号で動作確認します。

重要:本体に「GND」端子はない

DS203には、テスターのような GND専用ジャックは付いていません。
黒いクリップの接続先は、次のどちらかです。

測るもの黒いクリップ(GND)の接続先
本体の WAVE OUT(練習)WAVE OUT コネクタの 金属の外側(シェル)
Arduino / MB102 などその回路の GND(本体のGNDではない)

プローブを CH_A に挿した時点で、オシロ内部の基準0Vとクリップはつながっています。
だから「本体のGND端子を探す」必要はありません。

WAVE OUT 練習手順

  1. プローブのコネクタを CH_A だけに挿す

    (WAVE OUT にプローブ本体を「挿す」必要はない)
  2. プローブ先端を WAVE OUT の信号ピン(中心) に当てる
  3. 黒いクリップを 同じ WAVE OUT コネクタの金属外側 に挟む

    (取れないときは、金属部分に短い線を巻いてからクリップ)
  4. 信号源: 方形波・1〜10kHz・DUTY 50% 前後
  5. CH_A: DC、縦軸 1V 前後
  6. 時間軸: 100µs 前後、トリガ AUTO
        ┌─ 先端 → WAVE OUT の中心(信号)
プローブ┤
        └─ 黒クリップ → WAVE OUT の金属外側(GND)
              │
           [CH_A] ← プローブを挿すのはここだけ

Arduino / MB102 を測るとき

黒クリップ → 回路の GND(例: MB102 の GND、Arduino の GND)
先端       → 見たい信号(例: 3.3V)

本体側に GND ピンは不要です。


直流 3.3V の測り方

  1. プローブ → CH_A
  2. クリップ → GND
  3. 先端 → 3.3V(Arduino / ラズパイの 3.3V ピン)
  4. CH_A: DC / 1V(または 2V)
  5. 時間軸: 1ms〜10ms くらい、トリガ AUTO
  6. プローブスイッチと本体減衰を 1X に合わせる

期待結果:

  • ほぼ平らな横線
  • ●表示の Vdc ≒ 3.3V
  • Vpp はほぼ 0 に近い

10V/div のままだと 3.3V は小さくて分かりにくいです。


Arduino でのよくある確認

電源(5V / 3.3V)

  • GNDクリップ → GND
  • 先端 → 5V または 3.3V
  • DC結合、1V/div 前後
  • 平らで安定していればOK

デジタルピン(blink など)

  • 先端 → 対象GPIO
  • 0V と 5V(または 3.3V)の矩形が見えればトグルしている

PWM(analogWrite)

  • 時間軸を数十〜数百µsに細かくする
  • High時間/周期 = デューティ比

不良切り分けの順番

  1. 電源が安定しているか
  2. 出力ピンが動いているか
  3. 入力側に信号が来ているか
  4. 途中の配線/モジュールで消えていないか

ラズパイでの注意

  • GPIOは 3.3V。5VをGPIOに入れない
  • まず 3.3V と GND で電源確認
  • 見方は Arduino と同じ(DC、先端=信号、クリップ=GND)

よくあるつまずき

症状原因の目安
CH1/CH2が無い名前が A/B。水色=A、黄色=B
▲を押すと T1/T2 が点滅測定メニューへ移動した。AC切替ではない
3.3Vが見えないAC結合のまま、または 10V/div のまま
何も出ないCHオフ、GND未接続、HOLD、接触不良
電圧が約10倍ずれるプローブ 1X/10X と設定不一致

画面ハードコピー(スクリーンショット)

画面を BMP画像 として本体に保存できます。
(この手順は実機で確認済み)

保存手順(覚えるのはこの4手)

① ■ボタン
② 右トグル → Save… を選ぶ
③ 左トグル → ファイル名/番号を選ぶ
④ 左トグル押し込み → 保存実行
  1. 残したい波形を表示する(必要なら ▶‖ で HOLD)
  2. ■(四角ボタン) を押してメニューを開く
  3. 右トグル で Save…(Save Bmp など) の項目を選ぶ

    ※ここで Save Param を選ぶと .PAR(設定)になり、画面コピーではない
  4. 左トグル を左右に倒して、保存する ファイル名/番号 を選ぶ
  5. 左トグルを押し込む(センター押し) で実行

    → 画面に SAVE(保存中) の表示が出れば成功
  6. 表示が消えたら完了。本体内蔵ディスクに .BMP が作られる

役割の分担(ここがポイント)

操作役割
■保存メニューを開く
右トグル何を保存するか選ぶ(Save Bmp など)
左トグル左右ファイル名/番号を選ぶ
左トグル押し込み保存を実行(SAVE表示が出る)

よくある間違い: 右トグルを押し込むだけで終わる → 保存は左トグル押し込み

PCへ取り出す

  1. 保存が終わってから DS203 と PC を USB でつなぐ
  2. リムーバブルディスクが現れる
  3. .BMP をコピーする(例: G:\DS203マニュアル\画面保存\)

うまくいかないとき

  • BMPが増えない

    → 左トグル押し込みまで行ったか、画面に SAVE が出たか確認

    → USB接続したまま保存せず、本体単独で保存してから接続する
  • .PAR だけある/増える

    → Save Param(設定保存)を選んでいる。Save Bmp を選ぶ
  • 項目名が英語のことがある: Save Bmp / Save BMP / Save File … .bmp
メニュー名結果拡張子
Save Param設定を保存(電源オフ後も使う用).PAR
Save Bmp画面ハードコピー.BMP
Save Dat / Buf / Csv測定データ.DAT など

設定を電源オフ後も保持する

AC→DC などに変えても、保存しないと電源オフで初期状態に戻ります。
(画面の BMP 保存とは別操作です)

方法A(この機種でまず試す:推奨)

画面コピーと同じメニューです。

  1. AC→DC、1V など、使いたい設定にする
  2. ■ を押す
  3. 右トグルで Save Param を選ぶ(Save Bmp ではない)
  4. 左トグルで番号を選ぶ
  5. 左トグル押し込み → 画面に SAVE が出れば保存完了

起動後も戻っているかは、一度電源を切って入れ直して確認します。
戻らない場合は、同メニューに Load Param があれば、保存した番号を読み込みます。

方法B(● 長押し)

ファームによってはこちらです。

  1. 設定を変える
  2. ● を約1〜3秒長押し
  3. Save File000.CFG や保存確認のような表示が出たら、● を短押しで確定

File000(番号000)に保存すると、起動時に自動で読み込まれることが多いです。

覚え方

やりたいこと選ぶもの
画面を写真として残すSave Bmp → .BMP
DCなどの設定を残すSave Param(または ●長押し) → .PAR / .CFG

電源を切る前に、必ずどちらかの保存を行ってください。


操作チートシート

やりたいこと操作
CH_A を選ぶ右トグルで水色枠
AC → DC「AC」を選んで左トグル
10V → 1V電圧値を選んで左トグル
測定値を見る●
波形を止める▶‖ で HOLD
画面を画像保存■ → 右トグルで Save Bmp → 左トグルでファイル名 → 左トグル押し込み
設定を保持■ → Save Param → 左トグル押し込み(または ●長押し)
校正する■ → Calibrate。①短絡で0点 → ②各レンジ電圧+左トグル → ③最後に1回保存
短絡(0点確認)黒クリップをプローブ先端金属に直接挟む → Vdc≒0が目標
右側メニューから戻る▲ または右トグル
HW版確認電源ON直後の起動画面を見る/写真に撮る

参考リンク


改良:HW版の見分け方・校正・ファーム更新

DS203は改良できます。順番は次が安全です。

  1. HW版を確認
  2. キャリブレーション(電圧ずれ改善)
  3. それでも必要なら 対応ファーム を入れる

HW版の見分け方(必須)

電源を入れた直後の起動画面(スプラッシュ)に出ます。

  • Hardware Ver 2.72 など
  • あわせて SYS / DFU / APP もメモする

USBディスクの容量でも目安になります。

起動画面をAIに出して確認

目安多い組み合わせ
約2MB古い世代
約8MB2.72後半〜2.81系が多い

重要: HW版が違うファームを入れると起動不能(いわゆる文鎮化)の危険があります。
2.72用と2.81用の FPGA/LOGO は混ぜないこと。

キャリブレーション(実機向け詳細)

テスターと Vdc がずれるときに効果があります。
ラボ級にはなりませんが、正しくやれば数%程度まで寄せられることがあります。

順番は必ずこれです。

① 0点(短絡) → ② 各レンジに電圧を入れて合わせる → ③ 最後に1回だけ保存

先に電圧合わせをしても、0点がずれていると全体が底上げされたままになります。


ややこしい点(先に読む)

疑問答え
各レンジで「決定」は?無い。 左トグルで合わせて右トグルで次へ
保存はいつ?全部終わってから最後に1回(■ または ●。画面指示優先)
電圧を入れただけ?不十分。 VOLTAGE が見えるだけ。補正するには 左トグルが必要
DIFF が +0.00 のままおかしくない。 全レンジで数字が動くとは限らない
DIFF を変える操作は?左トグル(−…+)。別の決定ボタンは無い
VOLTAGE の変な数字を空欄に消したい空欄には戻りにくい。 消す対象は主にその行の DIFF→+0.00
5V/10V用の高い電源が無い触らずスキップ(無理に変な値を入れない)
スリープしたら?校正モードから落ちることが多い。未保存なら消える前提
成功の判断は DIFF?違う。 保存後に短絡≈0Vか、テスターに近づいたか

一番大事:
「テスターと並列で電圧を入れた」≠「DIFFを書き換えた」。
書き換える操作は 左トグルで VOLTAGE をテスター値に合わせること。


短絡(0点用)の作り方

回路や電池は使わない。

  1. プローブを CH_A、スイッチ 1X
  2. そのプローブの黒クリップを、プローブ先端の金属に直接挟む
先端(金属)──┬── 黒クリップ   ← この接続が短絡
                │
             プローブ ── CH_A

測定画面での確認目標: Vdc ≒ 0V(目安 ±0.1V)
例: 短絡で +560mV 出る → 0点がずれている(要ZERO校正)


工程① 0点(ZERO)

  1. 上記どおり短絡する(電圧源はつながない)
  2. ■ → Calibrate
  3. 画面指示に従い CH_A の ZERO を取る(■短押し等)
  4. CH_B も短絡して ZERO を取れと言われたら同様
  5. ここが終わってから電圧入力へ進む

■ボタンでメニューを出し校正を選び決定(決定は左トグル押下)


工程② 各レンジの電圧合わせ(ゲイン)

可変DCが無ければ、可変抵抗+電池/USB等で分圧し、必ずテスターで実測する。

1レンジの手順(例: 50mV)

  1. テスターで 250〜300mV を作る(例: 280mV)
  2. テスターとプローブを 同じ+/−に並列
  3. プローブ 1X、CH_A、黒=GND、先端=+
  4. 画面の VOLTAGE を見る
  5. 左トグル(−…+)で、VOLTAGE=テスター値に合わせる
  6. 右トグルで次のレンジへ(各レンジの決定操作は無い)
レンジ入れる電圧の目安
50mV250〜300mV
0.1V0.5〜0.6V
0.2V1.0〜1.2V
0.5V2.5〜3.0V
1V5〜6V
2V10〜12V
5V25〜30V
10V50〜60V

電源が無い高いレンジ(特に5V/10V):
左トグルで変な値を入れない。DIFF が +0.00 なら触らずスキップ。
もし誤って触ったら、その行の DIFF を左トグルで +0.00 に戻す(VOLTAGE表示の空欄化は期待しない)。

上の画像は0V調整時の画面。この後各レンジで電圧をテスターで測定した値をDS203に書き込んでいきます。


工程③ 保存(最後に1回)

  1. CH_A/CH_Bの作業(スキップ含む)を最後まで進める
  2. 保存画面で ■ または ● を短押し(画面指示優先)
  3. 保存完了表示を確認して測定画面へ
混同しやすいもの用途
校正の最後の保存今回の校正データを本体へ
Save Bmp画面写真
Save Param測定メニュー設定

未保存のまま電源OFF/スリープ抜け → 作業は捨てられることが多い。


校正後の確認

  1. 短絡 → Vdc ≒ 0V
  2. 既知電圧(例: テスター 2.51V)→ オシロ Vdc(例: 2.40V)

    → 数%〜0.1V前後ならDS203として十分よい
  3. 約20%もずれる/短絡で0.5V残る → 未保存・0点未了・1X不一致などを疑う

役割分担は変わらない。

  • 正確な電圧 → テスター
  • 波形 → DS203

ファーム更新(DFU)の安全手順

Windows が無難です。失敗すると復旧が面倒なので、焦らないこと。

準備

  1. 起動画面で HW版を控える
  2. そのHW向けの公式/信頼できる配布だけ使う
  3. 可能なら今の設定・BMPをPCへ退避

DFUモードの入り方

  1. ▶‖ を押しながら電源ON
  2. PCに USBディスク(例: DFU …)が出る
  3. ここにファームをコピーする

コピーの注意(壊しやすいポイント)

  • 1ファイルずつコピーする(まとめて一気に投げない)
  • .hex から入れる
  • .BIN を入れる前に、対応する .ADR を先に入れる

    例: CFG_FPGA.ADR → その直後に xxxxFPGA.BIN
  • コピー後、ディスクが一度切れて戻ることがある。拡張子が .rdy になれば成功の目安
  • 全部入れ終わったら電源OFF→通常起動でバージョン確認

改造ファームについて

GCC / Gabonator / Wildcat などは操作性やFFTなどで改善することがあります。
ただし、

  • HW(特に 2MB / 8MB)非対応だと 保存不能・不安定になりやすい
  • まずは標準の校正で十分なことも多い

おすすめの実作業順

順作業目的
1起動画面を写真保存HW/SYS/DFU控え
2短絡で Vdc≒0 確認基準ずれの有無
3Calibrateテスターとの差を縮小
418650や3.3Vで再測効果確認
5(必要なら)対応ファーム操作性向上

やらなくてよいこと(初心者)

  • 中身を開けてのハンダ改造
  • HW不明のまま改造ファーム投入
  • FPGA用ファイルの順番無視

実機メモ(このチャットでの確認内容)

  • 本体表示に DS203 を確認
  • バッテリー Vbt 約 3.9〜4.7V 台で動作
  • 上段に AC/DC と電圧、CH(C) CH(D)、AUTO、Squ 10KHz が出るタイプ
  • CH_A/B は「チャンネルA」と書かれず、色付きの DC 10V 等だけで示される
  • AC→DC 切替は左トグルで可能(▲ではない)
  • 画面保存(実機確認): ■ → 右トグルで Save… → 左トグルでファイル名 → 左トグル押し込み(画面に SAVE 表示)→ BMP 保存
  • 絶対電圧はテスター優先。DS203は波形確認向き(Vppは直流で当てになりにくい)
  • 改良の第一候補は キャリブレーション。ファームは HW確認後
  • 校正前: 短絡で Vdc 約 +560mV、テスター2.0Vに対しオシロ約2.46V → 0点ずれが主因
  • 校正後の例: テスター 2.51V / オシロ Vdc 2.40V(約4%)→ DS203として十分な改善
  • 校正のややこしい点(DIFF・決定無し・最後に1回保存・5V誤入力はDIFFを0.00へ等)は §15.2 に整理済み

起動画面(2026-10-01 確認)

項目値
HardwareVer 2.81
Serial No8B26C595
SYSVer 1.64
APP(PLUS A1) Ver 1.13
FPGAConfiguration Ok
その他Reload parameter form disk

→ HW 2.81 + SYS 1.64 + APP 1.13 は、標準ファームとしては新しい部類。
→ 次の作業はまず Calibrate。改造ファームを入れる場合は 2.81 / 8MB対応 のみ。


このファイルは学習用メモです。詳細仕様・安全は公式マニュアルも確認してください。

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