今週も大株安
2026年3月末の株式市場は、先週に引き続き大変なことになっています。私のポートフォリオも、積み上げた含み益が削り取られる厳しい局面に立たされています。
しかし、そんな荒れ狂う相場の中で、我慢して塩漬けにしていてよかったと感じた「G社」株。
AIが「ベンチャー会社はリスクが高い」「損切りすべきだ」と何度も出力されている中、私は約1年半近くもの間、含み損に耐えてホールドし続けました。なぜ、そこまでこの銘柄を信じることができたのか。その背景には、私自身の経験がありました。
元患者として選んだ銘柄
私は以前、がんで胃を切除する経験をしました。 病床で「がん治療」の最前線を調べる中で気になる事は切除後に治りきらなかった場合の治療法の事を考えていました。
BNCTは、がん細胞だけにホウ素を取り込ませ、中性子を当てることで「細胞レベルでピンポイントに破壊する」という夢のような治療法です。その治療に不可欠な薬剤を製造しているのがG社です。
3月30日の評価額です。
| 業種 | 取得金額 | 評価額 | 評価損益 | 含み益/取得金額 | |
| G社 | 薬品ベンチャー | ¥241,500 | ¥381,000 | ¥139,500 | 58% |
「この技術は、いつか必ず多くの人を救う」投資家としての判断、という格好のいいものではなく、正直色気を抱いていたことは否めません。他にもAIベンチャー株などを試しに買ってみましたが乱高下するのでこの薬品ベンチャー以外は売り払いました。しかし元ガン患者として応援する気持ちでホールドしていました。
中国・海南島での実臨床開始
株価急騰の大きな引き金となったのは、中国・海南島でのBNCT治療開始のニュースです。
驚いたのは、日本と中国の「治験・承認プロセスの違い」です。
- 日本の慎重なプロセス: 日本での新薬承認には、フェーズ1から3まで膨大な時間とコストをかけ、厳格なデータが求められます。安全性は高いですが、実用化までが非常に長いのが特徴です。
- 中国(海南島特区)のスピード感: 中国の海南島にある「楽城先行区」では、海外ですでに承認されている最新の治療法を、国内の正式承認を待たずに先行して臨床(実治療)に使えるという特区制度があります。
今回、この特区で「第1例目の治療」に使用されたことは、単なるニュース以上の意味を持ちます。「治験という研究段階」から「実益を生む治療段階」へフェーズが変わったことを意味しているからです。
自分を信じて投資するということ
インデックス投資が「正解」とされる今の時代において、個別株、特に薬品ベンチャーに投資し続けるのは、ただ我慢するしかありません。Yahooファイナンスの掲示板を読んではそわそわする事もありましたが、今ではほとんど見に行きません。ブラウザのフィードに差し込まれる広告や記事は全く無視です。
しかし、今回G社が昨年来高値を更新し、私の含み損が消えていくのを見て確信しました。「自分を信じていて報われた」ということです。
AIは過去のデータから「期待値」を計算しますが、安全率が非常に高いと感じています。 抗がん剤治療で一時は絶望を味わった私が、その技術を信じて結果的には株価が上がりました。この事は、この市場が激しく揺らいでいる今、もう少し個別株を持ってていようという気にさせてくれました。


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